ケーブル・アワード2025

グランプリ

  • 宮古テレビ(株)

準グランプリ

  • (株)シー・ティー・ワイ
  • (株)ケーブルテレビ可児

特別賞

  • (株)中海テレビ放送

ケーブルチョイス賞

  • (株)Goolight

RBB TODAY賞

  • JCOM(株)

優秀賞 プリント部門

  • (株)ケーブルワン
  • (株)ケーブルテレビ富山

優秀賞 映像部門 自社プロモーション

  • (株)ケーブルメディア四国
  • ひまわりネットワーク(株)

優秀賞 映像部門 地域プロモーション

  • Kビジョン(株)
  • 出雲ケーブルビジョン(株)

優秀賞 グッドプラクティス部門

  • (株)Goolight
  • 知多メディアスネットワーク(株)

映像部門 地域プロモーション
STOP不法投棄
宮古テレビ(株)

作品概要

宮古島市は、宮古島、伊良部島、池間島、来間島、大神島の5つの島からなる宮古郡島。人気のリゾート地として全国に知られる。その華やかさとは反面に、古くからの悪しき生活習慣が残るゴミ投棄事情。行政サービスが行き届かなかった時代、中心市街地以外ではゴミを投棄する習慣があった。宮古島市では税金を投入しゴミ撤去を行なっている。市では数年前からキャンペーンCMを制作し、不法投棄をなくそうと呼びかけている。

講評

  • 地域課題である不法投棄へ住民等への関心を高めることで、住民自らが課題解決に向けた動きへのきっかけとなる内容となっている。
  • 観光者目線を逆手にとって、不法投棄への警鐘を鳴らすという発想がとてもユニーク。かるくコメディタッチになっているので、押し付け感にも陥らずに啓蒙するという絶妙なテイストに感心した。
  • 意表をつくアイデアですね!これを見たら、宮古では不法投棄は絶対しないでしょう。非常に効果が高い映像だと思いました。素晴らしいです!
  • 「宮古らしい場所にご案内しましょう」と不法投棄されている場所へ案内されるとは、かなり強いインパクト。イメージしていたCMとはまったく違っていた。
  • 課題がストレートに映像化されていて分かりやすいです。島外からの視点でストーリー化するというのは判断は、島内の課題を自分ゴト化するための効果的な戦略だと思います。
  • 良いところではなく 現状を赤裸々?に見せる直球型のアピールが良かった。
  • 明確な戦略に基づいて制作された、メッセージがストレートにしっかり伝わってくる映像でした。冒頭の美しい映像とのギャップがメッセージを強化している構成もよかったです。いろいろなバージョンを作られているようなので、他も拝見してみたいと思いました。

受賞者の声


荷川取 辰彦 さん

この度は栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。不法投棄というネガティブな問題を、どのような内容で市民に訴えていくかがとても難しく、制作したのが今回のC Mです。一部の心無い人の行動によって投棄されたゴミは地下水に悪影響を与えるだけでなく、税金を使って撤去されます。今回の受賞を機に、多くの市民が問題意識を持って考えるきっかけになれば幸いです。制作に協力していただいた宮古市の職員にも感謝いたします。

グッドプラクティス部門
地域の人と
つながる・つなげる!
番組を軸に展開
「地域・人の waプロジェクト」
(株)ケーブルテレビ可児

作品概要

番組を軸に、当社が地域の人と交流し、その縁(人のwa) を広げていくことを目的に取り組む「地域・人のwaプロジェクト」。番組やその関連企画、リアルイベントの実施等で、少しずつそのwa(輪)を広げている。 オリジナルグッズ制作やSNSンテンツの展開、手作り新聞、ガイド誌の人のwaページ連載など地域の人が楽しめるコンテンツを通して多面的に訴求している。

講評

  • ケーブルテレビの番組を介して、地域の人と人をつなげる(農作業する人と子ども食堂の主催者など)取り組みによって、人のwa(輪)を広げ、地産地消や地域コミュニティの醸成を促進している。
  • CATVのコミュチャンを中心に、WEB、リアル、紙媒体なども有機的に展開して、地域の情報やコミュニケーションを回すシステムができているように見える。観念だけではなく本当に地域の人を繋ぐ役割を果たしているのが素晴らしい。
  • 番組、そしてWEBがエリア内の人々を繋いで地域を活性化させる、地域メディアの理想的な形だと思います。今後もどんどん繋がりを増やせるといいですね。
  • ケーブル局の皆さんが常に考えていること…地域のために何ができるのかを集約したようなプロジェクト。地域の方々とのつながりがなければできない取り組みだと思う。
  • 人の輪をつなげて拡げる、というコンセプトが明確なので、いろんな施策が連動しやすく、番組もチラシ等のプロモーションが立体的になっています。一方通行のコミュニケーションに終わらず、地産地消とコミュニティ醸成に寄与していると感じた。
  • 番組をベースに地域のwaをうまく作っている。が、もう少し斬新な視点も欲しかった。
  • 番組・映像から人の輪を作り、人の輪からまた番組・映像を作っていくという、ケーブルテレビならではの好循環を活かした企画だと感じました。地域におけるケーブルメディアの存在価値を高めるよい企画だと思います。

受賞者の声


岸野 直美 さん

地域のケーブルテレビ局だからこそできることは何かを考え、ゼロベースから始めた「地域・人のwaプロジェクト」。番組から偶発的に生まれたつながりや物語をいかに次の企画やPRコンテンツにつなげ、住民参加のイベントに発展させていくのかを、いつも苦慮しつつ少ないメンバーで頑張ってきました。今回、取り組みを総合的に評価していただいたことを大変うれしく思うとともに、これを励みに今後も地域の人のwaを広げていけるよう続けていきたいと思います。

グッドプラクティス部門
未来を切り拓く
CTY eスポーツの取り組み
(株)シー・ティー・ワイ

作品概要

エリア内の放送・通信の光回線化を完了し、世界中で注目を集め、需要が高まっているeスポーツに特化した通信サービスとして、高品質な光回線を提供している。eスポーツの活用により「ケーブルテレビ=CTY」というイメージを転換し、eスポーツを通じた地域との接点を一層の強化。企業や行政との連携した取り組みを展開。行政や地域関係機関、四日市のプロeスポーツチームと連携しながら進めた。

講評

  • eスポーツを通じた超高速光回線の販売促進が期待できる。
  • 秒を争う光回線のスピードを要する分野をアピールするのにeスポーツは最適でこれから面白い領域。BtoC/B/Gと各領域との取り組みを視野にいれた、メディア連動的な展開力が素晴らしいと感じる。動画の参考資料も重要だった。
  • eスポーツへの取り組みを多角的に行なっていることがわかります。楽しさだけでなく、企業や行政にとって様々な波及効果があるのもわかりました。今後さらにどう発展するか、興味が湧きました。
  • 「ケーブルテレビ=CTY」のイメージを転換というより、「ケーブルテレビ=CTY」だからできる(できた)取り組みだと思う。eスポーツを通して幅広い効果が実証されていると思う。
  • 超高速光回線の販売促進を起点に、eスポーツというコンテンツを軸にBtoC、BtoB、BtoGと多方面展開できており、今後独自のアイデンティティを持った活動として飛躍することが期待できる。
  • インフラを十分に活用しながらeスポーツを拡大していく企画が評価できる。
  • 自社の光サービスを軸に、これまで継続してe Sportsをサポートしてきた取組みが、教育、福利厚生、地域スペースの活性化など複合的な側面から、産官学連携としてますます拡大してきている事を感じました。ブレずにe Sportsの推進をしてきた事を通じて、地域におけるCTYの存在の重要性を高めてきた施策だと感じます。

受賞者の声


伊藤 秀明 さん

このたび準グランプリを受賞し、大変光栄です。eスポーツの取り組みにご協力いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。私たちは、高品質な光回線やコミュニティチャンネルなどの媒体を活用し、eスポーツを通じた新たな価値を創造してまいりました。今後もCTYは、地域の皆様をはじめ企業や行政と連携しながら、eスポーツを一つの重要なアイテムとして利活用し、さらなる地域発展に貢献してまいります。

グッドプラクティス部門
「知の地産地消」を
促進する
「山陰未来創造
プロジェクト研究」
(株)中海テレビ放送

作品概要

「知の地産地消」を目指して発足した当社の地域シンクタンク「Chukaiトライセクター・ラボ」が中心となり、地域課題解決や新しい価値を創造できる人材を育成する。事業構想大学院大学の修士課程のカリキュラムを誘致し、山陰エリアの企業を対象とした1年間の研究プログラムを実施。担当教授が1年間を通じてコーディネートとファシリテーションを行い、研究員の知見を高めながら育成する。令和6年度は8社11名が研究員として参加。

講評

  • 地元ケーブルテレビが中心となり、自治体、金融機関、大学等と連携して地元企業による地域課題解決に資する事業を創出している。
  • スタッフの実地的な教育の機会が、新しい事業計画をじっくり練る体験に繋がるというのは、企業の取り組みとし素晴らしいと思う。ただ研究成果として何が生まれたのかが具体的に見えないのが残念。それ次第で評価もかわるのでは?
  • 事業構想大学院を誘致するとはすごいですね。この結果生まれてきたものにも期待したいです。
  • 個別の企業ではなく、地域の人材育成への取り組みか。新規事業の創出もすでに実績があり、今後生み出される結果が楽しみ。
  • 知の地産地消、というコンセプトが素晴らしく、そのための「人材育成」をCATVが率先してスキームを作るのは地域の産業・人材基盤を作る取り組みとして素晴らしいと思う。国の補助金をうまく活用しているので、参加のハードルも低かったと思われる。
  • 地域の活性化のためのプロジェクト発足は意味が大きい。貴社ならではの部分がかわりにくく、もう少し前面に出してアピールしても良かった。
  • 地域人材を育成するという、地域に密着し地域を支える企業の新規事業として、大変意義ある取組みだと感じます。人的資本は今、多くの企業でその重要度がますます高まっていますが、それを自社だけでなく地域全体という視点で実行されているのが素晴らしく、今後の成果にも機体しています。地域貢献のみならず、持続性を担保する収益事業として位置付けられている点もとても良いと思いました。

受賞者の声


三浦 健吾 さん

このたびは特別賞を賜り心より御礼申し上げます。本事業は、3年前に設立した地域シンクタンク「Chukaiトライセクター・ラボ」の人材育成事業の一環として始動しました。「地域づくりは人づくり」という理念のもと、山陰には企業人材が事業構想を学ぶ場が乏しいという課題に着目し、事業構想大学院大学様と連携。新たな価値創出を担う人材の育成に力を注いでおります。今後も新規事業を創出し、賞を頂けるよう精進してまいります。

映像部門 地域プロモーション
THE SENGOKU
~戦国の世に誘う体験の旅~ 長野
(株)Goolight

作品概要

本事業は総務省令和6年度「映像コンテンツを活用した地域情報発信」実証事業で採択されたもの。地域における映像コンテンツによる情報発信を推進するとともに、地方公共団体等の情報発信ニーズが高い国や地域に対して、効果的な発信方法を検証することを目的としている。当社は3年連続の採択となり、今年度は長野市の観光協会「ながの観光コンベンションビューロー」と共同で、長野市の魅力を「戦国」をテーマにアメリカ向けに発信した。

講評

  • 地域の歴史的背景を踏まえ、インバウンドで強く関心を持ってもらえる映像に仕上がっている。
  • まず映像が美しい。外人を起用したことで、ハリウッドのサムライものに感じるようなこそばゆさがないではないが、それも含め、完全に海外を対象にしている振り切り方もいいと感じた。
  • 海外向けプロモーション映像をケーブルテレビ局が制作することは意欲的でいいですね。クオリティも高く効果もありそうだと思います。
  • いつもながら映像の美しさが秀逸。アメリカ向けということで、テーマを「戦国」として日本の文化にストーリー性を持たせているのもよかった。
  • 長野市のブランド価値向上やインバウンド需要の取り込みなどに関して、高い視座とチャレンジ精神で取り組んでいると感じます。映像もシズルがあってクオリティの高さを評価しました。
  • 外国人訴求(インバウンド)要にテッパンの内容。
  • 継続して外へ向けた視線を持ち続けている事が特徴的で、すばらしい点だといつも感じます。映像のクオリティも文句なく高く、映像作品としても美しいと感じるものになっています。私だったら”Experience Japan” という言葉を入れてしまったかな、と思いながら拝見しましたが、商業的に語らない点も意図したものだったのだろうと思います。

受賞者の声


チャーチ 敦子 さん

この度は栄誉ある賞をいただき心より感謝申し上げます。この映像は「戦国時代」をテーマに、長野市の歴史や魅力を海外向けにテンポ感のある音楽と編集で表現しました。映像による魅力発信は、地域に根差したケーブルテレビだからこそできる役割だと感じています。チャレンジする機会を与えてくださった社長をはじめ、制作に携わって下さった多くの方に心から感謝しています。これからもよりよい映像制作に取り組んでいきます。

映像部門 自社プロモーション
「ヨシタカ先生」
シリーズ
JCOM(株)

作品概要

2020年から吉高由里子さんを起用したブランドコミュニケーション戦略を実施し、2023年より「ヨシタカ先生」としてシリーズ展開。当シリーズが好評を得て、2024年度は新作を計4本リリースした。
TVCM ①JCOM NET「超速い転校生」篇、②JCOM MOBILE「瓦割」篇
Web動画 ③JCOM NET「屋上」篇、④JCOM MOBILE「保護者会」篇

講評

  • 自社サービスの内容がインパクトある映像にまとめられている。
  • おなじみの吉高CMだが、「瓦割編」はこれまでとは違う引力があった。(夢落ちにする必要があったか?)「速い転校生」もアピール内容との関連性が明確で素直にメッセージが伝わるCMになっている。
  • ヨシタカ先生のシリーズもノってきましたね。ご本人も楽しく演じていることが伝わります。ぜひこのまま続けてください。
  • テレビで何度も目にした「超速い転校生」はそれなりのインパクトがあって、高速インターネットのイメージをうまく表現している。
  • タレント起用も含めて十分な制作費用投下をしているという要因はあるが、継続的かつ質の高いクリエイティブでJCOMのブレンディングや好意度形成に成果を上げており、その結果を素直に評価したい。
  • 企画内容とタレント個性の強みが生かされている。
  • JCOMといえば「ヨシタカ先生」というキャラクターを作り上げた事が最大の強みだと思います。それを最大に活かし、サービスを訴求にJCOMのブランディングをしっかり結び付けられるつくりになっています。いずれもクスっと笑える好感度の高い要素を入れている点も秀逸。予算がないとできない制作ではありますが、予算があっても必ずしもできるわけではない、やはり素晴らしい企画だと感じました。

受賞者の声


河野 茉利子 さん

この度は、RBB TODAY賞という栄誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。「ヨシタカ先生シリーズ」も今年で3年目を迎え、今回の受賞を通じて、ヨシタカ先生が皆さまの中で親しみやすい存在として浸透してきていることを実感し、大変嬉しく思っております。今後も、ヨシタカ先生のさまざまな姿を通じて、皆さまに楽しんでいただけるよう努めてまいります。

プリント部門
ケーブルワン・
ベースボールカップ2024
選手名鑑
(株)ケーブルワン

作品概要

ケーブルワン・ベースボールカップは、毎年11月に開催している当社主催の学童野球大会。。名鑑には参加全246選手、監督コーチのプロフィールを掲載。大会は視聴者投票や審判団等によるベストナインや試合に出場していない控え選手も全選手が対象となる特別賞など、個人賞も例年設けており選手たちのモチベーションとなっている。全試合を公式YouTubeで生配信、準決勝・決勝は、実況解説付きでCATVで放送している。

講評

  • 地域の少年スポーツクラブ活動の活性化を促進するものであり、紹介される児童の活動を紹介するものであることから、当該保護者や親族等の関係者による視聴契約への移行が期待できる。
  • 10年地域の少年野球の大会を運営してきたことも大きな功績。選手たちが皆かっこよく扱われ、名鑑は捨てられない記念になるだろう。イベント運営、コンテンツ制作と共に、単に局の広報冊子に留まらない意味あるプリントメディアの活用だと思う。
  • ロゴが本格的なプロの大会のようでいいですね!「きっと忘れられない戦いになる」のキャッチも6年生に響きます。各チームと選手を丁寧に紹介していてずっと保存したくなるでしょう。素晴らしい冊子です!
  • 10年続いている恒例イベント、まさに継続は力。
  • 既に恒例事業として確立されていると思いますが、復興支援という目的で協賛社を多く集めて実施した開催意義と、選手名鑑が保存性の高いプリントメディアとしてケーブルワンへのロイヤリティ向上やサービス告知に機能しているであろうことを評価しました。
  • とっておきたい。親同士、ママ友の間で話題になる企画に感じた。
  • 地域への接点拡大と同時に地域貢献ができるすばらしいイベント。子供たちの家庭では永久保存版になるであろう選手紹介ページは紙媒体である事のメリットを最大限に活かしています。Exhibitionなどを含むイベントの楽しさも臨場感をもって伝わってきます。プリントデザインとしては、全体的に異なるカラーパレットの色や異なるフォントが混在していて、ばらばらした感じを受けましたが、それもインベントの勢いやにぎやかさを意図して表現しているものだろうと理解しました。野球少年が好きそうなデザインだとも感じます。
    以前も同一企画で受賞されていますが、10周年という継続の価値(次の世代の子供たちの憧れや励みになる)も含めて、高く評価させていただきました。

受賞者の声


森 弘遵 さん

この度は、このような素晴らしい賞をいただき大変光栄です。本大会は2014年に初開催いたしました。当初は一度限りの開催予定だった大会が、沢山のご要望をいただき、今年で12回目になります。近年では、試合だけではなく、エキシビションゲームなどの企画も加わり、回を重ねるごとにその規模も拡大。「ケーブルワンだからこそ実現できる企画」を追求し続けてきたことが、この大会の充実につながっていると自負しております。

プリント部門
富山市内路面電車、
「#モモ電」
(株)ケーブルテレビ富山

作品概要

2023年9月からスタートしたテレビCMの効果をより高めるため、富山市内を走る路面電車をラッピングすることで通勤通学など日常の中でブランドイメージを伝えることとした(2019年1日平均乗客数14,422人)。目を引く桃色の車体に当社のキャラクターである「モモ」ファミリーを大きくプリントしたデザインを施した。また、この車両デザインを使用したアクリルスタンドの制作と市電沿いのビル窓にラッピングも実施。

講評

  • 若年層への浸透が期待できる。
  • この電車が走ってたらかなりインパクト大きいだろう。地元イラストレーターとのコラボとのことだが、絵も魅力的。「チラシ部門」から「プリント部門」に変えて、すっきりと枠におさまるようになったケースですね。
  • このキャンペーンのCMは昨年の審査でとても面白く高く評価しました。電車ラッピングでも楽しいビジュアルですね。
  • まず目立つ!!市内を走る路面電車は地域の人々に欠かせない交通手段であり、キャッチコピーがシンプルでわかりやすい。
  • とても視認性が高く、イヤミなく目立つクリエイティブです。通信・スマホサービスは競争が激しい市場なので、どのように成約に近づけるかがこの資料だけでは分かりにくかったです。
  • とにかくインパクトがあり注目度が高くなると思う。ケーブルテレビ富山を目立たせず、文字、顔などわりきったデザインも良いと思う。
  • とても目を引く宣伝。これまでキャラクターを育ててきたからこそできる、強い企画だと感じました。一番目に触れる側面での訴求を、情報を削ぎ落して「ねぇ、ネットなら?」「ねぇ、スマホなら?」と、キャラクターからの投げかけのみにした点もキャッチ―。#モモ電の名称をつけたのも拡散に効果的だと感じました。

受賞者の声


伊藤 尚香 さん

この度は、名誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。また、受賞にあたり関係者の皆様に心より御礼申し上げます。「#モモ電」は、地域の皆様へ通信・スマホサービスの認知を広げるため、市内路面電車に明るい桃色のラッピングとキャラクター「モモ」を施した取り組みです。日常の中で自然に目に触れる広告として、多くの方に親しんでいただけていることを嬉しく思います。今後も、地域とともに歩む取り組みを続けてまいります。

映像部門 自社プロモーション
地域がもっと好きになる 
家族がもっと近くなる
(株)ケーブルメディア四国

作品概要

例年弊社ではサービスベネフィットの認知度調査を実施している。サービス名(ピカラ光てれび)および社名(CMS)の認知度が低下していたため、①新聞チラシ折込②バスラッピング③WEB広告(動画配信)の3つの媒体で統一ビジュアルを使用し、プロモーションを展開した。とくにWEB広告(動画配信)のデザインについては、イラストによるビジュアルで温かみを演出した。

講評

  • ターゲットを明確に設定して、社名やサービス名、サービスベネフィットの認知度向上を目的とした動画をデザインし、新聞広告やバスラッピングによる媒体も含め、統一ビジュアルでのプロモーションを展開し、クロスメディアによる相乗効果を図っている。
  • 世の中の映像密度が高くなっているからこそ、パラパラ漫画という表現法が新鮮。画質と物語がマッチしているのもとてもいい。CATVの放送をめぐって、本当に起こりそうなストーリーも無理がなくて視聴者に好意的に受け入れられそうだと感じた。
  • 父親としてグッとくるストーリーを素朴なパラパラ漫画で見せる手法は帰って物語を引き立てていいですね。CMと商品名にギャップがあるのが面白いような馴染まないような、というのはありますが。
  • きっとこのようなストーリーが本当にどこの家庭にもあるんだろうなと感じさせてくれた作品。ピアノのやさしい音が映像を引き立たせていた。
  • 認知度向上という課題に対して、共感醸成というアプローチを取り、その戦略とクリエーティブが非常に合致していると感じます。認知度だけでなく、共感好意度の向上が期待でき、プリントとの統合的なキャンペーンに仕上がっています。
  • ターゲットに内容はあっているかと思うが、尺が多少長めの感じもした。
  • 「家族がもっと近くなる」事へのケーブルメディアの寄り添いがストレートに伝わってくる映像。 最後のお父さんのセリフは、ちょっと語りすぎかな、と。何も言わなくても解るので、「おかえり」だけでも良かったんじゃないかな、欲を出したとしても「CMS観たよ」だけで、余白を持たせた方がよかったんじゃないかな、と思いました。

受賞者の声


宮武 孝輔 さん

この度は、優秀賞という素晴らしい賞を頂戴し、大変光栄に思います。本作品は「家族」をテーマに、忘れかけていた親子の絆をケーブルテレビを通じて思い出し、再び家族の距離が縮まる。そんなストーリーを通してケーブルテレビの担う「役割」と「思い」が伝わるように制作しました。今回の受賞を励みに、今後もより多くの方の心に響くプロモーションに取り組んでいきたいと思います。この度はありがとうございました。

映像部門 自社プロモーション
意外とイイじゃん
ひまわりネットワーク
ひまわりネットワーク(株)

作品概要

「ひまわりネットワーク」をなんとなく知っている未加入者やコミch視聴から離れている層に向けてインパクト重視で表現したCMを制作。「ケーブルテレビはなんとなくイケてない」といったステレオタイプのイメージを打破すべく、「意外とイイじゃん」というスローガンを徹底的に押した。「スピード感」と「インパクト」を重視した仕様で制作。昨今、自社自体を表現するCMが増えているが、改めて「自社の強み」を表現した。

講評

  • インパクトのある映像で社名PRを行っている。
  • 「意外と」という言葉が持つ意外な効用。自分でいっても嫌味にならない誉め言葉。その絶妙な一言で徹底的に攻めた思い切りが見事。インパクトとリズムが「何が始まる?」という引力になっている。
  • こういう表現も、意外といいじゃん!今の空気にすごくあっていて若者層に訴求力があります。素晴らしい!
  • 単調なリズムがアタマにすぐに刷り込まれる感じ。何のCMかは印象に残らないが、「ひまわりネットワーク」の部分は残るので、効果アリ。
  • 「意外とイイじゃん」というキャッチフレーズに特化してプロモーションするのはインパクトがありそうです。「何がいいのか」は補足媒体で説明されているのかもしれませんが、資料だけだと分かりにくかったです。
  • もう少し突き抜けた感じがあっても良かったような気がした。
  • 印象に残る作品。どうイイのかは、テンポが速くここからはほとんど伝わってはこないのですが、でも「意外とイイ」のであれば、ちょっと検索して調べてみようかなという気持ちにさせるので、成功していると思います。サービスエリアの地名を入れたのも、自分事感が伝わって良い工夫だと思いました。エントリーシートで施策のターゲットとして「コンシューマ・法人営業におけるビジネス接点」を入れていたのも興味深く、現場の課題が取り入れられた企画だと感じました。

受賞者の声


原田 栄 さん

この度は優秀賞を頂き、誠にありがとうございます。ケーブルテレビが持つ、なんとなく「古い・つまらない」といったステレオタイプなイメージを払拭できるよう「意外といいじゃん」というキャッチコピーを徹底的に押し出しました。CMのテンポもキャッチ―な曲にのせて、若い世代に馴染み深いスピード感を大切にインパクト勝負の作品としました。ケーブルテレビって意外にいいかも…と興味を引くきっかけになれば幸いです。

映像部門 自社プロモーション
「Life&Peace Hirao」
Kビジョン(株)

作品概要

平和(Peace)に生きる(Life)町と書いて平生町。町名にちなんで「Life&Peace Hirao」と題し、平生町で生まれ育った人、移住した人、平生町で働く人に焦点を当てて制作・配信した。【15秒CM×1本、短編動画×7本】日頃の取材を通して知った平生町民のあたたかさ、平和な日常を、詩的な映像で丁寧に紹介。15秒CMは県内6局、県外3局のケーブルテレビ局でも放送し、短編動画視聴へ誘導した。

講評

  • 地域住民の日常生活について丁寧に紹介している動画となっている。県外への発信を行うことで、自治体による関係人口の創出への貢献が期待できる。
  • どのビデオも人間が活き活きと描かれとても気持ちの空気感。特別に何があるわけではないようでいて、それぞれに語る平生での生活はその人にとっては特別なんだということが伝わってくる。移住・定住者への訴求力はあるのではないかと感じた。
  • 平和に生きるから平生、という町の名前をうまく生かしたプロモーション映像ですね。登場する二人も対照的で面白いと思いました。
  • 平和に生きる町・・・に住む人たちの日常が自然体で描かれている点がとてもよかった。
  • 平生町の認知度アップと移住促進のプロモーションにおいて「Life&Peace Hirao」というタグラインを開発したことは、今後の展開の拠り所になる良いアイディアだと思いました。移住者のオムニバス映像も見やすいです。
  • カメラワーク・映像など秀でていた。
  • 「平和に生きる町」というコピーがとても良く、メッセージがしっかり伝わってきます。風景の映像がとても美しく、インタビュー映像も凛とした爽やかな雰囲気が伝わってくるカメラワークがとても良かったです。音楽もよく合っていました。
    点では、インタビューでは少し不要な(伝えたいメッセージに対してネガティブに感じられる:“平生じゃなくても”田舎がいい、等)言葉などは編集でカットしてもよかった(素人のインタビューではメッセージはぼやける事があるので、これ以外の部分も含めてもう少しテーマにそった編集を加えてメッセージをシャープにするとよい)かなとか、インタビューのコメントと映像がリンクしていない(”ウニ”って言ったと思うけど、フォーカスした映像にはウニは無い?)かな、といった部分も少しありました。田舎の穏やかな町というのは他にもあるので、町に好印象を持ってもらうという事を超えて、エントリーシートにあるように移住者の獲得までを狙うのであれば、もう一押し、たとえば他所との差別化、移住者への町からのサポートやメリットなどもアピールできるとさらに良いかもしれません。

受賞者の声


松田 典代 さん

この度は、平生町のシティプロモーション事業の一環で制作した『Life&Peace Hirao』が受賞の栄誉にあずかり、大変光栄に思います。これまで弊社が取り組んできた映画や地域プロモーション動画制作へのチャレンジが実を結び、2年連続で評価されたことは、今後の取組みへの原動力となります。地域のケーブル局として地域の動きを知っている自負を持って、今後も地域の皆さんと共に町づくりに向き合っていきたいと思います。

映像部門 自社プロモーション
出雲市市制施行20周年 
~出雲を支える人たち~
出雲ケーブルビジョン(株)

作品概要

島根県出雲市が市制施行20周年を迎え、ケーブルテレビならではの視点で20周年に花を添えたいと、CMを制作。テーマを「出雲を支える人たち」として市の職員に出演していただき、各CMの最後は「出雲を支える、今までも、これからも」のメッセージで統一した。20周年という節目を迎えるにあたり、これまで出雲を支えてくれた人、そして新たなスタートを切る出雲市をこれからも支える人がいるというメッセージを伝えた。

講評

  • 自治体職員の協力を得て映像製作しており、地域に根ざすケーブルテレビの印象を強くPRしている。
  • 「行政」という総称では見えてこない、職員の皆さんの実直なお顔が見えることや、こういう仕事があるのかという発見は、市民との繋がりの第一歩だと感じた。素直でメッセージ性の高いメッセージビデオ。
  • 出雲を支える人々が自分の言葉で喋る映像には説得力がありますね。ただ、印象を強める何かがあればもっといいと思いました。
  • 行政の仕事の中でも、一般市民にはあまり馴染みのない仕事を担当者の言葉でわかりやすく伝えている点がよかった。
  • 市制20周年に普段スポットライトを浴びない行政職員にフォーカスした映像を制作することで、地域を内側から盛り上げていく力になると感じました。
  • こんな人たちが働いている メッセージが伝わるCM もう少し以外な職種も見たかった。
  • 様々な仕事を紹介する其々の映像が、統一感を持って共通のメッセージをはっきりと伝えてくる、綺麗で伝達力のある、そして拡張性のあるフォーマットになっている点がとても良いと感じました。普段目立たない地元のいろいろな人が地域を支えている事を紹介できる事は、地元に根付いたケーブルならではの強みが活かされていると感じます。

受賞者の声


井上 さやか さん

今回素晴らしい賞をいただき、大変うれしく思います。私が住む島根県出雲市は、今年市制施行20周年の節目の年を迎えました。ケーブルテレビならではの視点で何かお祝いできないかと今回のCM制作を考えました。これまで出雲市を支えてきた人、これからも支える人がいるというメッセージを込めて普段日の目を見ない部署の方にご出演いただきました。これからも地域密着で大好きな出雲を盛り上げていきたいと思います。

グッドプラクティス部門
ケーブルテレビ発
「地域の魅力」
長野県須坂市
シティプロモーションの取り組み
(株)Goolight

作品概要

「信州須坂プロモーション事業」2012年から継続して須坂市より受託。ケーブルテレビのネットワークや特性を活用した映像コンテンツによる情報発信と、全国各地でイベントの企画・出展を行い、須坂市の魅力を複合的にPR。プロモーション事業を通じて地域活性化を図った。交流人口・関係人口の増加、さらに移住定住の促進など地域活性に寄与。須坂市の事業を総合的にサポートしている。

講評

  • 「映像コンテンツの制作と配信」、「リアルイベントと連携した全国ケーブルテレビネットワーク」の活用で、地元をPRすることで、交流人口・関係人口の増加、さらに移住定住の促進など地域活性への寄与が期待できる。
  • 毎年、新しい角度から須坂市のプロモーションが行われているが、今年もイベントの実施とそれを描く映像によって、自然、食、人がとても魅力的にアピールされていた。一貫して海外を意識していることは感じるが、日本人も知らない須坂を見せてもらった。
  • 世界的シェフを招くイベントを核に須坂市の魅力を質の高い映像で広める狙いが見事に結実しています。各地で展開することも大切ですね。交流人口を増やす目的も明確です。
  • 長年にわたり同社が継続して受託しているシティプロモーション事業は、次はどんな地域の魅力を見せてくれるのか…という期待があり、地域に対する貢献度は高い。
  • 高い映像クオリティに感心しました。今回映像でフォーカスした「きのこ」が、どれくらいのコンテンツパワーを持って須坂市プロモーションに貢献しているのかが少し分かりにくかったです。
  • グローバルな視点から地域を盛り上げる、企画が面白いしユニーク。
  • 2012年からの長期にわたって須坂市からの依頼を継続的に受注しているこのプロジェクトは、Goolightの地域での存在価値の高さを示す施策の1つだと感じています。高い映像技術と、企画のセンス、地域に密着しながらも地域に閉じない外に向けた目線を持ち続けるGoolightならではの取組みを感じます。
    以前の企画では、素晴らしい映像制作でありつつも、やや間口が狭い印象のものもありましたが、今回の企画については、海外からのシェフやゲストの招聘というグローバルさと、地元の食材というターゲット層の広いテーマ、そしてbotaというロケーションを活かした親しみやすさもある企画で、とてもバランスが良いと感じました。高い映像技術を持ちつつも、そこで止まらずに試み続けるGoolightのたゆまぬ努力を感じた作品でした。

受賞者の声


鈴木 ひろみ さん

この度は栄えある賞をいただき、誠にありがとうございます。2012年から10年以上継続して須坂市から受託し取り組む本事業では、ケーブルテレビの強みを活かし、地域の豊かな自然、食、そしてそこで暮らす人々の魅力を国内外に発信してまいりました。今回の受賞を励みに、今後も映像制作と情報発信の質を高め、世界に開かれた視点を持って、まだ知られぬ須坂の魅力を引き出し、地域の活性化に一層貢献できるよう努めてまいります。

グッドプラクティス部門
“ケーブルテレビ”の
枠を超えて!
デジタルシフトで実現する
地域最大級のWebメディア
知多メディアスネットワーク(株)

作品概要

2022年10月、創刊10年以上の自社紙媒体のノウハウを活かし、Webで記事配信をスタート。デジタルシフトにより紙媒体にはない「リアルタイム性」、コミchにはない「広域性」を兼ね備える。未接続世帯や若年層へのリーチも加速し、エリア人口62万人を超える月間アクセス数100万PV超を記録。今後は、地域課題やニーズをマッチングをする「知多半島オンラインプラットフォーム」を目指す。

講評

  • 特産品のPRと通販を兼ね備えたWebサイトによる販路拡大、予約システムによる、農園等と観光客のマッチング機会創出による地元観光振興が期待できる。
  • WEB、スマホが紙媒体にはない即時性、コミュニティチャンネルにはない広域性があることはその通りだが、デジタル領域で勝負するうえでも、CATVを持っている強味を是非意識してほしい気がする。地域メディアならではの双方向性が見えないのも気になる。
  • 「ちたまる」がクロスメディア化し、どんどん発展していますね。接続世帯だけでなく未接続世帯にもコンタクトできるのが鍵です。契約者のフォローにも契約者獲得にも繋がりそうです。
  • 新規事業を立ち上げるというより、これまで蓄積した自社のノウハウを活かした取り組みをしている点が素晴らしい。エリア人口を超える月間のアクセス数には驚かされる。
  • デジタルプロモーションは一朝一夕に効果が出るものではないですが、根気強く施策を重ねてきたことがリーチが拡がり、大きな情報発信プラットフォームに成長していると感じます。
  • 月間100万PVはすごいと思うが、何が見られているのかがわかりにくい。
  • デジタルシフトによって、放送だけでなく、また加入者だけでなく、地域の情報を広く伝えるメディアとしての存在価値の強化につながる、ベーシックでありつつ大切な施策だと思います。高いPVを達成しエリア最大級のメディアとなった事もとても素晴らしく、高い評価のポイントとなりました。デジタルシフトにおいて常に出てくる課題の1つは収益化。収益事業としても位置づけられているので、収益化の新しい好事例なども生み出せたら素晴らしいなと感じ、期待しています。

受賞者の声


橋本 莉沙 さん

ちたまるNaviは“知多半島のトレンド発見”をコンセプトに、月間100本の地元情報を発信するWebサイトです。創刊14年の自社紙媒体で培ったノウハウを活かし、リアルタイムな情報発信が可能な媒体へと進化してきました。2030年に向け、情報発信にとどまらず、地域課題やニーズをマッチングする媒体へとさらに進化し、地域振興の一助となることを目指してまいります。この度は、栄誉ある賞をいただき誠にありがとうございました。