設立趣旨

1. 設立の目的

ケーブルテレビ事業者が既存のケーブルテレビのネットワークとあわせて無線の利活用を促進(有線と無線の融合)することによりデジタル・ディバイドの解消や利便性の向上を図り、ユビキタスネットワーク社会の実現に貢献する。

2. 設立の背景

現在、我が国においては、「IT新改革戦略」等に基づき、デジタル・ディバイドのないインフラの整備等、ユビキタスネットワーク社会の実現に向けて官民挙げて取り組んでいるところです。
ケーブルテレビにおいても、51年の歴史の中で、全国88%のエリアをカバーする有線ネットワークをつくりあげ、トリプルプレー(テレビ、インターネット、電話)サービスの提供等を通じて、デジタル・ディバイドの解消や地域の利便性の向上に努めてまいりました。
一方で、地域においては、ケーブルテレビに対して、家庭等の固定的な場所だけでなく、無線等を活用して「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」使えるICTサービスを提供してほしいとの要望が高まっています。地域においてICTサービスを提供する重要な役割を担うケーブルテレビとしては、ギャップフィラー・WiMAX・23GHz帯・RFIDシステム等の無線の利活用を行い、地域における要望に一層こたえていきたいと考えております。
そのためには、ケーブルテレビ事業者のみならず、幅広い関係者が一致協力して活動することがより効果的であると考えられることから、今般、無線の利活用促進のための情報共有、課題に関する解決策の検討を行うため、ケーブルテレビ事業者、学識経験者、自治体(第3セクター含む)、関連団体等で協議する「ケーブルテレビ無線利活用促進協議会」を設置することといたしました。
ケーブルテレビとしては、本協議会での活動を通じて、「有線と無線の融合」を推進し、デジタル・ディバイドの解消や地域に密着した小回りの効くサービスの実現を図り、もって、「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」使えるユビキタスネットワーク社会の構築に貢献してまいりたいと考えております。