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記念誌発刊にあたり

「歴史は過去と現在の対話である」ということばがあります。「歴史は宝の山だ。歴史を懐に入れて、現在と将来に向き合え」という方がいます。

私たちの事業、ケーブルテレビが誕生しましたのは、昭和30年(1955年)6月10日のことで、群馬県伊香保温泉の方々の「テレビを見たい」という熱い願いとNHK等関係者の 「どこでもテレビを見てもらえるようにしたい」という熱い使命感とが結晶し、共同実験と して始まりました。50 年前のことです。

わが国のケーブルテレビ事業者の代表的団体であります連盟は、昭和55年(1980年) 9月9日に社団法人として郵政大臣による認可をいただきました。25年前のことです。

おかげさまで、ケーブルテレビは地域の方々にもっとも信頼される放送と通信にまたがる情報通信の総合ライフラインといわれるまでに成長しています。テレビ事業では伊香保での41端末から始まって只今は自主放送1800万世帯、再送信のみも加えると2500万世帯、全世帯の50%にまで普及しています。インターネットも始めました。電話も始まりました。いわゆるケーブルトリプルプレーサービスを提供し、IT国家戦略の最も重要なブロードバンドネットワークに位置付けられてもいます。

ケーブルテレビがこのようになれましたのは、事業者それぞれが艱難辛苦を積み重ねたことによるものでありますが、各方面の関係の方々のありがたいご指導やご支援のお陰であることも忘れてはなりません。

ただいま、競争環境は厳しさを加速させています。ケーブルテレビが今日から第一歩を踏み出す半世紀と、これまで歩んできた50年とでは大きな相違があるでしょう。何倍もの苦難を覚悟しなければならないかもしれませんが、膨大な数の方々に利用されているわれわれケーブルテレビ事業者には、永続的、発展的にサービスを継続する社会的使命があります。

ケーブルテレビ50年、連盟25年の節目を迎えるにあたり、本記念誌も参照して来し方の歴史と対話して宝の山を懐にし、初心に還ってあらためて凛とした開拓者の気概をもってケーブルテレビの新しい歴史を切り開いて参りましょう。


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