塾内容・講師紹介
地域コミュニケーション塾
ケーブルテレビ独自のサービスである「コミュニティチャンネル」を中心に、ケーブルテレビにおいて最も大事にしていかなくてはならない「地域との連携」について考える。ベストプラクティスはもちろん、現場での苦労や解決策などについて、座学のみならず現地視察を交えて、学び、考え、議論することで受講者が将来的に自社でできることを生みだしていく。
【塾長】音 好宏氏
上智大学文学部新聞学科教授
Profile
1961年北海道札幌生まれ。日本民間放送連盟研究所研究員などを経て、2007年より現職。専門は、メディア論、情報社会論。日本ケーブルテレビ連盟番組アワード審査委員長、新サービス・プラットフォーム推進特別委員会特別委員など。
【プログラム】
- 6月13日|~14日
- 第1回 「地域メディアとしてのケーブルテレビに対する期待」
(東京)
- ケーブルテレビは、何ができるだろうか
- コミュニティ、チャンネルを地域デザインの場とするためには
- 地域との向き合い方を先行事例から考えてみよう(ローカルテレビ、ラジオなどの取組を参考に)
- コミュニティの重要な担い手としての女性に注目しよう
- 7月3日|~4日
- 第2回 「ケーブルテレビというメディアを見直す」
(長野/エルシーブイ)
- 地域は、コミチャンに何を求めるか
- ケーブルテレビの地域メディアとしてのミッションとは
- 地元企業、地域メディアとどう連携していくか
- 9月7日|~8日
- 第3回 「地元住民、地域との連携」
(宮城/気仙沼ケーブルネットワーク)
- 災害に強いケーブルテレビとは
- コミチャン強化による効果と課題
営業塾
次世代のケーブルテレビ業界を担う営業管理職に向け、期待される営業戦略とは何か、現場力の強化とは何かを、業界最大手のJ:COMで長らく営業に携わってきた経験を活かし体系的にそして情熱的に講義し、営業計画立案から実行まで一気通貫で対応できる営業マネージャーを育成していく。
【塾長】原 清氏
株式会社ジュピターテレコム
執行役員
お客さま営業本部長 兼 営業推進部長
Profile
1996年㈱タイタス・コミュニケーションズ入社、2000年㈱ジュピターテレコムと統合、2005年㈱ジェイコム東京 南エリア局長、2009年㈱シティテレコムかながわ代表取締役社長、2012年㈱ジェイコムウェスト取締役、2016年㈱ジュピターテレコム執行役員 お客さま営業本部長。
【プログラム】
- 7月10日|~11日
- 第1回 「世帯数拡大に向けて」(東京)
- 日本の趨勢/自社の市場を知る
- 新規獲得数の極大化(エリア戦略/リソース配置)
- J:COMにおけるチャネル戦略
- 8月
- 第2回「J:COM体験 局内/営業現場」(関西)
- J:COM局体験ツアー(営業現場同行付き)
- 情報営業共有会
- キャンペーン考案方法/過去コンペ実績
- 9月
- 第3回 「IT活用」 (東京)
- J:COM IT活用事例
- J:COM IT活用の今後
- 営業塾総括
技術塾
3,000人を超えるサービスエンジニアを従えた実績から、2,100万世帯の放送・通信を担う技術者集団を管理、運用し、さらに成長させている組織作りの極意を語る。サービスエンジニアに実践されている研修を体感できる形で、お客様のライフラインを支える技術を学んでいく。
【塾長】堀川 広二氏
株式会社ジュピターテレコム
上席執行役員 技術サポート本部長
Profile
2009年 日野ケーブルテレビ株式会社代表取締役社長。2011年 株式会社JCN埼玉 代表取締役社長。2013年ジャパンケーブルネット株式会社 常務役員オペレーション本部長。2014年 株式会社ジュピターテレコム CATV事業部門 お客さまサポート本部副本部長。2016年4月1日より株式会社ジュピターテレコム執行役員 技術サポート本部長を務め、2017年4月1日より現職。
【プログラム】
- 6月15日|~16日
- 第1回 「工事に求められるもの」(東京)
- 加入工事従者の基本的な心構え
- お客さま宅に訪問するときの基本行動
- よりお客さまの満足を得るために
- 宅内作業リスクへの対処―嫌疑案件防止―
- 作業安全装置
- 技術現場で活躍する女性
- 7月
- 第2回 「サービスエンジニア、協力会社の管理と育成」(東京)
- 引込工事仕様と工法
- 端末設置工事とユーザートレーニング
- サービスエンジニアの資格・スキル向上
- 工事手配と進捗管理方法
- 工事オペレーションの実際―加入工事からアフターサポートまで―
- 9月
- 第3回 「システム技術とJ:COMの技術戦略」(東京)
- NOCの役割と監視オペレーションについて
- 局間伝送とシステム構成について
- HEの構成や役割
- J:COMの最新技術戦略について
顧客対応塾
地域と自治体、コミュニティとケーブルテレビは「運命共同体」であり、故に経営理念を「郷土愛」としてきた塾長が全国に広がる多様なオペレーターの存在を前提に、顧客対応を「広義の顧客対応策」と「狭義の顧客対応策」と二つに分類し講義する。先進事例を教材に「現地・現物・現実」で直接伝授し、顧客満足度向上で既存顧客の解約防止策を学び、自社へ取り込める「顧客対応」について考える。
【塾長】坂本 万明氏
株式会社倉敷ケーブルテレビ
顧問
Profile
1976年4月レイクシティーケーブルビジョン(株)( 現LCV(株))入社。1993年2月(株)倉敷ケーブルテレビ取締役統括部長。2007年8月代表取締役社長。2009年12月TOKAIグループへ合併。(株)倉敷ケーブルテレビ副社長。2012年4月より(株)倉敷ケーブルテレビ社長、2016年1月よりエルシーブイ(株)社長を兼務し2017年4月1日より現職。
【プログラム】
- 6月19日|~20日
- 第1回「J:COM の顧客対応に学ぶ」(東京/J:COM)
- 顧客獲得至上主義からの方針転換と顧客満足向上による顧客獲得策
- 地域プロデューサー設置と、その成果
- カスタマーセンターの現場見学とレクチャー
- トレーニングセンター設立と運営について
- 7月下旬
- 第2回「地方のオペレータに学ぶ顧客対応」(愛媛/愛媛CATV)
- 地方のケーブルオペレータの雄「愛媛CATV」の取り組み
- ケーブルテレビの地域貢献と地域ブランドの創出
- フルラインナップ、深掘りサービス
- 9月12日|~13日
- 第3回 「ケーブルテレビの経営戦略と『まちづくり』の取り組み」
(東京/イッツ・コミュニケーションズ)
- イッツ・コミュニケーションズのグループ企業内でのケーブルテレビの役割と戦略
- 新顧客サービスへの取り組み事例や経営理念
- 広義の顧客対応「まちづくりの取り組み」を学ぶ
- 全国に広がるリモートサポートの実態
マーケティング塾
マーケティングとは一言でいうと「お客様に価値を提供してお金をいただくこと」。ケーブル業界は多様なリソースを抱え、顧客価値を提供しうる業態であると確信しています。ただ、その考え方や手法は無限大。本塾では、マーケティングの基礎から、着想トレーニング、ケーススタディ、自社に置き換えた課題解決の導き方まで、多彩なゲスト講師も交え、研修後の実践力を鍛えます。来たれ!! 志ある次世代リーダー。
【塾長】二瓶 浩一氏
株式会社電通
ラジオテレビ局 次長 次世代放送担当
Profile
1988年に電通に入社。主に地上波テレビを担当。2005年テレビスポット部長、2013年局次長を歴任。途中、2009年からJ:COM出向(広告営業本部長、制作本部長、CAB-J会長代行)を経て帰任。プレゼントキャスト特別顧問、HAROiD取締役などを務め、2016年10月より現職。
【プログラム】
- 6月15日|~16日
- 第1回 「マーケティング概論と生活者インサイト」(東京)
- 「参加者の置かれた事業環境を知る」<塾長>
- 「メディア構造変化の中でケーブルテレビの向かう方向は?」<放送文化研究所 メディア研究部 主任研究員 村上圭子>
- 「ユザー視点で現在のメディア環境を俯瞰する」<㈱電通 電通総研メディアイノベーションラボ 統轄責任者 奥律哉>
- 「リサーチの基礎~リサーチへの取り組み方ガイド」<講師調整中>
- 「プランニング演習(着想トレーニング)①」<㈱ignite代表取締役 笠松良彦)
- 「電通の地方創生室/地域イノベーションセンター戦略に学ぶ」<㈱電通 第15営業局地方創生室ソリューション開発部長 北出康博>
- 「ワークショップ:自社の取り組み課題を棚卸してみる」<塾長>
- 7月
- 第2回(東京)
- データドリブンマーケテイングの最新トレンド
- 顧客のメディア接触データを元に、ビジネスの可能性を探る
- プラットフォーム事業者のマーケティング戦略に学ぶ
- ネット事業者のマーケティング戦略に学ぶ
- プランニング演習(着想トレーニング)②
- 自社の取り組みテーマをブラッシュアップしてみる
- 9月
- 第3回(東京)
- 様々な事業者のローカル視点マーケティング戦略に学ぶ
- プランニング演習(着想トレーニング)③
- 自社の活動計画を起案する(立案、発表、相互評価)
※プログラム内容、開催時期については、講師・研修会場の都合により、変更する可能性がありますこと、あらかじめご了承願います。
※塾長の役職、プロフィールは2017年4月1日時点のものです。
2015年度塾生の卒塾1年後の主な成果
≪ 地域コミュニケーション塾 ≫
- ◆ 地域のオリジナル制作番組を塾生ネットワークを駆使し40局での放送実現
- ◆ 視聴者とのメディア交流会を実施⇒視聴者の要望を番組に活かし視聴率向上
- ◆ 防災チャンネルの強化⇒アプリ連動で移動先でも防災情報を確認できる環境を実現
≪ 営業塾 ≫
- ◆ チームリーダー制度の導入により管理体制強化⇒生産性120%
- ◆ バルクチームの立ち上げ⇒獲得前年比220%↑
- ◆ ライフタイムバリュー戦略の導入⇒1人あたりの生産性10UP
2015年度営業塾卒業生全体⇒対前年比114%
業界内で年間56,532RGUの獲得向上
≪ 技術塾 ≫
- ◆ 宅内工事マニュアルを作成⇒質の向上と平準化を実現
- ◆ マニュアル整備管理体制強化⇒協力会社の工事時の事故発生0件を1年間継続中
2014年度、2015年度塾生提案により業界標準マニュアル検討チームを設置
2017年3月 宅内工事の安全対策・お客様対応標準マニュアルを策定予定
≪ 顧客対応塾 ≫
- ◆ SMSコンタクト機能を活用⇒対応履歴を残した継続的なお客様応対を実現
- ◆ マニュアルや他部署との連携強化⇒年間平均受電率95%
- ◆ お客様のお困りごとの受電⇒1時間以内解決率86%
≪ リスクマネジメント塾 ≫
- ◆ BCPマニュアルを自社で策定⇒イベント運営業務の受注に成功
- ◆ コンプライアンス教材の作成
- ◆ 災害時初動マニュアルの作成
- ◆ 各地で合同訓練を実施
応募方法
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